バイクの免許を取ってみた
2019年に始めたことの一つとして、バイクを購入し、
休みの日になれば、色々な場所に行ったことです。
夏は死にそうになりながら、秋はギモジィ～とヘルメットの中で
叫びながら、バイクの楽しさに魅了してきました。
20代でバイクに乗りたいなと思って早20年。
ずっと乗りたかったものに乗れた時は、子供に戻った時のように
はしゃぎ、バイクにまたがって、いつになく、笑顔になっていました。
思い返すこと、2019年5月1日。
久しぶりの自動車学校に胸をワクワクさせて、入学式の日に
そのまま帰った日に絶対に免許を取ってやると誓った日でもありました。
若者には負けてられないと意味のない闘争心も出てきました。
実車の日。当時44歳のおじさんが真剣になって練習している姿は
どこかカッコ悪い感じではあったかと思いますが、私にとって、
バイクを触れる、またがることができる、エンジンをかけられる、
運転ができる楽しさしかありませんでした。
その楽しさも普通自動二輪の卒検が近づくにつれ、
心配へと変わっていきました。
試験を受けている時は、
『自分はできるできる』
というなぞの呪文を唱えながら検定を受けていました。
試験が終わった時はやり切ったと同時に、ほぼ何も覚えていないという
一種の記憶喪失（？）になっていました。
結果までの数時間、待っている時にはあーすればよかった、こうすれば
良かったという思いが巡ってきて、大丈夫かなと思い始めました。
「皆さん、集まってください」とのアナウンスがあり、教室に集められると
前段の話（何を言われているか覚えていない）をはじめ、話から始めて
ちょっと経ってから「ここにいる方全員合格です」というありがたい
コールが鳴り響きました。
『何とか合格できた！！』私にとって久しぶりに心が震える、手も震える
喜びに満ち溢れていました。
また、自分に自信をつけた時でもあります。
年を重ねることにチャレンジという回数が減少してきます。
求めないとチャレンジはできません。
チャレンジというのはこんなに楽しいことなのか、達成したらこんなに
気持ちがいいことなのか、忘れていた自分がいました。
『よーし、これだったら大型免許もほしい』と思って、勢いで次の日に
有給休暇を取得し、免許書き換えと同時に再度同じ自動車学校へ入学する
という暴挙にでました。
1ヶ月くらい前に同じ入学式を受け、昨日卒業式を迎えた自分とは
思えないくらいにさらに新鮮な気持ちになっていました。
あれよあれよと実地をこなしていき、大型の卒検の日になってしまいます。
普通自動二輪の時にはない試験科目は私の苦手科目になり、とりあえず
形だけでもいいからこなしている感じでした。
タイムを気にするところは気にし、交通ルールは守るということだけを
考え、卒検に臨みました。
もちろん、あの呪文を唱えながらです。
結果、大型免許は何とかギリギリで合格。
自動車学校に通い始め、普通自動二輪と合わせて通算1か月半で
合格した後の卒業式に出た時は考え深かったです。
また、校長先生も私のことを覚えてくれていて、『すごいですね』と
ボソッと言ってくれました。
あの日のことは忘れないです。
そして、自動車学校を去る日、うれしくも、寂しくも、悲しくも
久しぶりに本当に頑張った自分がいたかもしれませんが、色々な
感情が生まれました。
家に帰る車の中で、
『本当にありがとうございました！！』
と叫んでいました。
色々な風景、思い出がぶわっと出てきて、涙もろくなったのか、
ホロっときてしまいました。
そんなこんなで、今バイクに乗っています。
これからも安全運転と同時に人生の重要な一つとしてのバイク人生を
歩んでいき、思い出を重ねていきたいと思っています。
年を重ねると何か忘れていたものを本当に忘れるような人生を
送ってしまいます。
チャレンジをしなくても、今まで生きてきた知恵と経験があるので、
何気なく生活もできますし、楽しむことはできますが、楽しむ範囲が
決まってしまうので、その中で楽しもうと思ってしまいます。
本当にそれでいいのでしょうか？
今が一番楽しいでしょうか？
生意気なことを書いてしまいました。
自分の人生、どのような楽しむのか、料理と一緒で同じものを食べると
飽きてしまうので、たまに味変をしてみませんか？
それがチャレンジかと思います。
次回からは今乗っているバイクや行った場所について書いていければと
考えています。
